多少腐っても腹痛は起きねぇ
2014年 07月 24日
中国の「上海福喜食品」による期限切れの鶏肉混入問題。
AM6:00の方にも「騒ぐ程馬鹿に見える」って書きましたが、更に深い話を。
それは「夏になるとどーしても思い出す・高校時代のアルバイト」の話です。
地元では余りにも有名な話ですが、現在は違うでしょうから「昔話」って事で。
30年以上も前、あくまでも「現在の様に然して食品衛生管理が厳しく無かった頃」
桃の産地であった我が街は、夏になると「ネクター工場のバイト」がありました。
農協の共撰所とネクター工場が比較的時給が高く、当時はかけもちをしてました。
で・・・「桃は痛み易い果物」って事を考えながら、想像してみて下さい。
農家から共撰所に出荷された桃の中には、初めから「除外品」も混ざってます。
出荷出来る物はあくまでも「一週間以内に食べられる物」それ以外もあるって事。
ここまで書けばお判りになると思いますが「除外品=ネクター用の出荷品」です。
多少アオカビが生えていても「取り除けば大丈夫!」って平気で食った、遠い昔の時代。
「チョッと腐ってんじゃないの?」と思う桃でも「ひと箱ナンボ」で安く回収されます。
回収された桃は「ジュース用」と「缶詰用」に分けられ、製造工程に向かって行きます。
考えてみりゃ「消毒すればジュースの素にもなる」って、野蛮な発想でしたからねぇ。
「缶詰・ジュース=長期保存食品」「ジュースの素=粉末食品」所詮薬物添加食品です。
多少腐っていても「殺菌」と言う工程を経て、食中毒とは無縁の安全な姿に変わります。
そんな事を考えると「チキンナゲットで腹痛を起こさなかった理由」が見えて来ません?
チキンナゲットをまともに作って「260円で売れるか?」原価は概ね100円でしょうから。
ついでに今迄輸入された食品で「毒餃子以外に食中毒の話があったか?」を考えなくちゃ。
「果物等の輸入缶詰は幾らで売ってましたか?」 昔の事を思い出しても、怖くなります。
だから「食の安全」ってモンは「中毒事故」よか「価格」を考えるべきじゃねぇんですか?
嫌中の御仁や、アンポンタン・マスコミが「鬼の首でも取ったような大騒ぎ」の昨今。
ダンピングで世の中にデフレを煽った「自称経済評論家」は、何故か口を閉じてます。
それは、彼等にとって「食中毒さえ起こさなければ良い商品」の認識からでしょうネ。
「デフレを煽る経済評論家に健康を害される時代」 この事件で改めて感じます。
世の中が「中国食品が悪い」ってだけの、片面でしか責めない姿を苦笑いしながら。
私も中国は好きな国ではありませんが、中国=危険というのは、福島=危険 と似たようなにおいを感じます。
仰るように、普通に考えれば、安いものは裏がありそう…
人件費や設備投資、材料費などもろもろあるのだから、
安いものを求める人間が居る限りはなくならない事件でしょう。
まあ、マックドやコンビニには行きませんし、
このチキンxxは、知らないのでスーパーに見に行きましたが、
いかにも加工食品という代物で、確かに安すぎる?